ちょっとだけ高めのハードル

もしかしたら、というmen's6なりの解釈です。
アイドルグループが歌う時に、「あの子は何故メインになれないのか」という状況はいくらでもあると思います。「あの子はエースだからいつでもメインパートだ」という場面もあるでしょう。
それに対して、売上げ戦略のためとか、インパクトに欠けるメンバーは目立たないパートに、というふうに、ある種の約束事であるかのような判断がされています。


しかし、men's6はモーニング娘。に限ってはそのようなことは無いと感じています。
現状としては、メインパートが与えられやすい人として

ややメイン扱い

あまり見せ場無し・またはポジションが端になりやすい

という役割を与えられやすいとmen's6独断で感じます。(異論は多々あるでしょうが)
比較的歌唱力の差でこのような扱いかと思われがちですが、それだけではないでしょう。


men's6は、プロデューサーのつんく氏は、なぜこのような布陣を敷くようになったのかについて、ある持論を持っています。
それは「メンバー各々には、それぞれの超えなければならないハードルがあり、確実に自分でそれを超える術が身に付いている(とつんく氏が感じられる)人には、それなりに高いハードル(メインパート)を用意している」ということです。
つんくさんは、娘。それぞれが高い目標に向かって努力することをとても誇りに思い、更なる進化を遂げることを期待しています。
しかし、メンバーそれぞれ努力の仕方・取組み方が違います。ある課題を克服するのに、ある者はその課題が、将来どういったプラス要素をもたらすのかを分かっていながら取り組むだろうし、またある者はその課題克服だけに没頭してしまいがちになっています。
必然的にその努力は効率の善し悪しが出てしまうのですが、それが「個性」と感じているのが、他ならぬプロデューサーであると思います。
だから敢えて、前に出すメンバーにはそれに見合う課題だけでなく、それよりもほんの少しだけレベルの高い課題も与えられます。
逆に前に出られないメンバーには、後ろにいること自体が「ハードル」に感じて欲しいというメッセージがあるのでは。


ここにいるぜぇ!」・「Go Girl〜恋のヴィクトリー〜」・「女子かしまし物語」・「直感2〜逃した魚は大きいぞ!〜」などのあえてメインパートがあまり存在しない曲では、つんく氏はメンバー同士にそれほど差を感じていないということではなく、皆が同じ方向を向いている瞬間に自分は立ち会っているという、誇らしい気持ちをカタチにしているんじゃないかとmen's6は思います。
もちろん、セールスが上向く勢いを信じてのことですが。