懲りもせず

一昨日放送された「恋するフットサル」では、スフィアリーグに参加してるチームの紹介がされていました。
ガッタスはどうしても「王者」という紹介をされてしまいますが、その中で吉澤さん・藤本さん・石川さんのコメントが流されました。

#10 吉澤ひとみ
「結果は自然とついてくるものなので、気にせずと言うか‥ま、結果出さなきゃいけないんですけども。そこに対してはいつも気持ちは変わらず持っているので。」
「ずっと3年続けてきた、っていうところでは、フットサルをやっているっていう自分たちの自信もあるので、いつも毎回変わらず同じ気持ちで、試合には臨みたいと思います。」


#6 藤本美貴
「ただ点数を入れるではもうガッタスは‥それではメンバーは満足しないし、多分お客さんも、そのがむしゃらにやるっていうのもスゴイ楽しみだとは思うけど、でも2年半だったり3年近くやっていて、もうがむしゃらじゃないでしょ、っていうところも多分あるので。」
「もうでも、常に負けるつもりでやってないので、変わらず優勝狙って、チームでやっている形だったりとか、そのメンバーの気持ちを1つにできれば、決して弱くはないと思うんで。」
「今まで積み重ねてきたものがちゃんと出せれば、あとチームプレーが‥その時やっているチームプレー出来れば、理解していれば大丈夫だと思うんで。」


#9 石川梨華
「みんな精一杯やっているのに負けちゃうっていうのは、それは実力不足。だけどそれだけなのかって言ったら違うと思うし‥。ま、最後優勝できればいいんじゃないですか?」

有明から帰ってきて寝落ちし、起きてから録画してあった放送を観て、men's6は大きな疑問を抱きました。
「この人達は、どういった心境でこのコメントをしたのだろう」ということを。
正直勝ちたいという熱気が感じられなかったからです。
でも、5thでの戦いを思いだし必死で考え、そして自分は確信しました。


ガッタスは、未だに進化をし続けようとしている


メンバーはスフィアリーグ内で最も少ない9人。そして今年中に新メンバーを入れる予定もない。
リトルガッタスは中学生以下なので、平日の練習・試合には参加しづらいですし)
また仕事も多忙で練習もままならない。連係も各人同士で確認する時間が少ない。


しかしガッタスは、何の言い訳もせず試合に挑んでいます。
勝つための手段はいろいろあり、ガッタスもそれを模索する3年間でした。しかしメンバーが選択した強化法は「全員のレベルの底上げ」しかないという結論に達したようです。


現在の他のチームは、プレーの核となるサッカー経験者がいて、そのプレーヤーに取り合えずボールを集めて試合を組み立てることが多いと思います。

などなど。
ガッタスもかつて是永美記さんにフィールド上を走り回ってもらい、そのかき回しによって勝利してきたことが多かったと思います。その当時は「助っ人頼み」とも言われました。必死になってプレーしても、他のメンバーの頑張りも、是永さんの活躍自体も非難の対象になっていたと記憶しています。
ガッタスメンバーは、苦難の道に入ってしまいました。是永さん1人に徹底的にマークが着くと、他のメンバーが動けなくなってしまうからです。
負けず嫌いのガッタスメンが、この事態に指をくわえて静観しているはずがありません。
合宿により個々のプレーからチームプレーを重視することが大切であることを会得し、1人きりでフットサルをすることの将来性の無さを見切っていました。
men's6が有明のピッチに見たガッタスは、どこからでも組立ができるパス回しと、飛び出したプレーヤーへのフォローを全員でしようとしているチームでした。


ガッタスメンバーから聞くことができた本音。
それはまぎれもない「静かなる闘志」そして「メンバーを信じる心」。


練習不足を常に抱えながらの3年間でしたが、来月はまたガッタスに大きな波が押し寄せます。
それがガッタス応援ハワイツアーです。


5〜6日間、ガッタスメンバーは日本で試合するときとは比べものにならないくらい、ガッタスサポーターがほとんどいない環境(正確には高額の参加費をはたいたファンが参加しますが)で、フットサルの練習をし、そして純粋にフットサルの試合を見に来た異国の観客前で試合をします。
昨年の合宿以来の団体生活、そして日本とは勝手の違うピッチ。
そこでガッタスはどうなってしまうのか。進化を遂げることはできるのか。


FINALに向けて、時間はありません。
年間優勝に向けての切磋琢磨に、men's6は期待しています。