あえて取り上げる

音楽ガッタス3rdシングルから発売後1週間が過ぎました。
先程深夜番組「魁!音楽番付 〜JET〜」を観ていたのもありますが、「Come Together」は12位。musumenaviによると発売集計枚数は9,740枚とのこと。
今週トップのミスチルは、発売週を過ぎているとはいえ84,262枚。(発売週は26万枚でした)
ここからいろいろな観点で感想を述べられると思いますが、僕は単純に「CDって売れなくなったな」という感覚になりました。ミリオンセールが発売週に起こることは、ちょっと前では決して珍しいことではなかったですからね。
じゃあどうすれば売れるのか。方法の1つとして「イベント参加抽選券を添付する」も実施されていますね。
で、この結果です。


この人達の曲が聴きたい。そういった感覚を多くの人に持ってもらう為の努力は、どこにぶつければいいのでしょうか。
もうじき、この展開にも限界が来ると思っています。
卒業・加入・新ユニット・タイアップ・握手会・トレーディングカード…思いつくモノは果たして出尽くしたのかという考えももちろんですし、楽曲のクオリティそしてアーティスト自身の素質・魅力なども論議を重ねても、そういうジャンルの職業なので構わないと思います。でももっと大事なコトが見落とされているような気もしないでもないですが、今の僕には思いつきません。
現状に満足なんてちっともしてませんので。



と書いていて、ちょっとだけ思ったことを。

アーティスト側(スタッフ・販売関連業者含む)は、ファンを“お客様”として取り扱う。ファン側は、アーティストを憧れの対象として尊敬する。

この考え方は古すぎですかね?


売る側は、買う方を単純な頭数として捉えがちになっていないだろうか。最近のイベント開催に対して直前発表が多すぎる気がします。情報を常時追い求めているファンならばキャッチできるかもしれませんが、もっと気軽に来て欲しいという考えをお持ちならば広告方法を見直す必要があるのでは。時間をかけて告知することにリスクを感じているのか、はたまた開催会場のキャパの多い少ないでかける時間を増減させているのか。本意は伝わってきませんが熱意は感じにくいです。


買う側は、自分たちがいることがアーティストを支えているという自意識過剰になっていないか。お金をきっちり払っているのだから何をしてもいい、と勘違いしてはいないか。対象が何を考え、何を求めているのかを汲み取ろうとする姿勢が足りているのか…。向こうは自分(達)の魅力を最大限に発揮したいと切磋琢磨しているのに、こちらはこちらの魅力を伝えず自分勝手な行動をしていないだろうか、などなど。相手も人間ですから、尊敬の念を忘れてはいけないんですよね。


お互い何かズレてきているような気がして。