第6試合 里田まい(その1)

20080131075617 里田まい 背番号11


“おバカ”の代名詞として、老若男女に親しまれるキャラを確立した里田さん。
しかしそういった認識をされるまで、ハロプロ内ではあまり目立った存在ではありませんでした。
カントリー娘。が現在のように1人ではなく2人もしくは3人だった時、発言はほぼ里田さん以外の人がしていることが多かったですからね。助っ人メンバー(石川梨華藤本美貴紺野あさ美)が前に出ることもしばしば。
おそらく彼女との会話の収集がつかないという判断があったのかもしれません、というのは表向きの判断。
実際の彼女は、臆病で緊張しがち、人と接するのが苦手な人でした。
ココロを開けば明るくパワフルに振る舞うことができるのに、なかなか壁を崩すことができずにいたんです。
最たるところは、卒業して行ったあさみさんそしてみうなさんとの、グループとしての協調を取るのに時間がかかってしまったこと。でも、3人ともフットサルを同時に出来たことによって、お互いをさらけだす恐さを克服しています。
また、サッポロチェルビーズガッタスとは異なる組織のキャプテンになったことも、彼女の成長を見る上で大きなウエイトを占めています。頼ってばかりではいられない。ビジョンを明確に持ちそれを示していかなければ、誰もついてきてくれないから。
番組でうまく拾ってもらえたからブレイクできた、とお思いの方も多いかもしれませんが、物怖じせず発言できるようになった発端の一つに、間違いなくガッタスで培われた「自らで壁を乗り越えられた自信」という事実があることを、私は胸を張って断言したいと思います。


(つづけ)