飯田圭織→紺野あさ美

最初から苦言ですが、
現在のモーニング娘。の認知度が、ファン以外の人にとても低い原因は、紺野あさ美さんの加入に因るものがとても大きい、と言いたいのです。
歌もダンスも全く目立たない。加入当初に大怪我をして、舞台に穴を開ける。しかも娘。を最大限アピールさせてくれる番組「うたばん」で、盛大ないじられ方がもうされなくなってしまった。ゴールデンタイムレギュラー番組の「モー。たいへんでした」も打ち切り。
これまでモーニング娘。を押し出してくれたモノが、次々と手をこまねいてしまいました。
ファンだけが観ている番組だけにしか名前を売る機会が無くなってしまったため、ファン以外の人にとっての「モー娘。」は、4期までが精一杯という状況に追い込まれてしまっていたのです。
うたばんで株を上げたメンバーと言えば、飯田さんと保田さんでしょう。今まで日の目を見ることは無かったのですが、存在の面白さをMCが生かし、それに対して必死になって目立たなければ、という気持ちの成果です。
順調に番組に出演していたならば、5期メンバー以降のメンバーも、いろいろとバラエティーの術を学んでいったのかもしれません。番組内での持ち上げられ方も、ハンパでは無いほどの強烈な個性の持ち主だらけなんですから。
仕方なく、モーニング娘。5期メンバーは、テレビ番組での大きなプッシュを借りることなく、成長していかなければならなかったのです。
岡女期末テスト・体育祭では、小川さんと新垣さんがかなり知名度を上げました。ただし、バラエティーでは、成績が優秀な人は「おいしくなかった」んです。
そして常に他のメンバーとの実力の差を空けられるプレッシャーと、必死に闘い、食らいついてきたのが他ならぬ紺野さんであるわけです。
表に見えにくい、頭の回転の速さ・豊富な知識量・記憶力といったインテリな部分や、おっとりとだがよく食べる(早食いならまだ良かった)、空手が得意、スタイルが抜群といったセールスポイントは、バラエティではなかなか生かしにくいところがあります。(空手はうたばんで披露しましたが)
ぼーっとしやすいところは飯田さんにもありましたが、2人ともいろいろな方向から物事を見て考えるクセがついてしまっているため、はたから見ると何を考えているのか分からないと思われたこともあるでしょう。
最近の紺野さんは、先輩が抜けた穴を埋めるでなく、自分らしさをマイペースで魅せられる術を身につけてきました。先輩やスタッフ、ハロプロの仲間、そしてファンは、そんな紺野さんを暖かく、そしてゆっくりと見守ってきました。焦って潰れていまいそうになるときもありましたが、やはりまわりの人々に救われ、そして自力でここまでやってきました。
紺野さんは、お世話になった人たちすべてのために、つらいレッスンを受けています。フットサルで怪我をしながらもGKを猛練習しています。
それによって観ている人が喜ぶこと、それが今の彼女の生きる糧になっています。
おいしい食べ物を探し出すことも糧にはなっていますけど。
↑これの元ネタ