としまえん狂想曲

ここからは、ガッタスメンバー以外で気になったことを。
焦点はやはり観戦形態ですね。
試合日直前まで観覧できるかどうか不明。判明した途端100人限定、応援スペースは狭くしかも開門前に張り込むのはダメという発表。
日程は以前から発表されていたので観戦したい人は調整が効きやすかったと思われますが、直前で回避したという方も大勢おられたと思います。昨年夏から試合が無かったGatasのフットサルを是非とも観たい観たい、と思っていた人には、かなりの打撃だったはずです。
早めに偵察に行った方から情報をいただいたりしているうちに、始発電車で豊島園に向かうのはもう間に合わないと感じた私は、前日の終電が終わってから自転車で現地に駆け付けるという手段を取りました。
その時点で80番台。かなりの激戦が感じ取れましたね。
朝5時まで待つと、係りの人が中から現れ、7時になったら入場できるとのこと。既にその時間で100人は超えており、始発で来られた方は列を見るなり帰られていく方もちらほら。それでも奇跡を信じて後列に続く方もいます。
7時。入場すると正門改札を通らずその脇からプール方面へ列が進みます。
ほどなく今回の舞台、フィスコフットサルアレナ豊島園が見えたところで、ファン列はつづら折りに並ばされました。まだ入場パスは貰っていません。後ろにはまだまだ列は続き、全部で200人近くはいたと思われますね。
そこで係員から「9時半になったらパスを配りながら会場内に入場してもらう」とのアナウンス。つまりはその場で2時間以上待てとのこと。
これは酷かったです。前日から徹夜している人たちは100人圏内に入っているからまだ安心できますが疲労でダウン寸前の人たちばかり。さらに悲惨だったのはその後ろで入れるかどうかわからないままプールサイドで長時間待たされるという…。可哀想にも程があります。しかもそれまで曇っていたのが途端に雲が切れて陽射しが来たりで、無料イベントとはいえ散々な状態でした。
園外への出入りができたので列を離れてみると、ちょうどとしまえんはその日コスプレイヤー集合企画などをやっていたので、正門付近はごった返していました。しかし和む余裕はあまりありませんでしたね。
眠気と格闘しながらようやくパス入手と入場の時間に。10人ずつ入場して中で着席していくとのアナウンスに従うことに。入場してからのことは上述の通りです。
私が入場する付近で「予定よりもう少し入れそう」との係員。とりあえず110人入ったようなので、始発到着組に天国と地獄が分かれてしまいました。


正門前や入場時、会場内に入る時、しきりに「混乱が起きたら観覧は中止」と係員から忠告されました。
これだけ待たされて中止になるのは御免と、皆大人しくしていましたが、かなり不満の残る誘導だったと思われますね。
私は運良く観戦できましたが、観戦できなかった方には心残りな点が数多くあると思います。
だからこそ、少しでもそんな方たちの為にと思い、私に出来ることはできるだけ詳細にこの大会の様子を出来るだけ早く伝えることこそ使命と勝手に思っています。


次回もしこのような大会がある場合は、やはりチケットによる席確保と観覧席の設置を希望します。
今回が無料イベントとはいえ、あまりにも観客にリスクが大きすぎました。
更に言えば、ムリをしないと観れないという条件では、フットサルを気軽に楽しみたいというガッタスの意向にあまり沿っていないと思われますね。観戦出来たのがほぼ夜通し待っていた人のみというのでは。
こういった事態を想定できなかったのはあまり賛同できませんが、開催場所が先にあってそれから今回のガッタス参戦ということになったのであれば、仕方のなかったことなのかもしれませんが…。


運営で気になったのは、ガッタスの優遇されっぷり。
おそらくゲストということで参加していただいた、ということなのでしょうが、ガッタス以外の出場チームが開催直前の掲示のみ。彼女たちのみの対戦の時は、経過を知らせる電光掲示板が動かず手動の得点板を使っていました。ガッタスの試合の時だけ電光が動きだすっていうのも、ちょっと不自然な感じが。
また、ガッタスは2試合のインターバルを必ず設けられているため、他のチームは連戦になってしまう場面があるんですよね。次の試合まで間隔が5分しかないのにそれでコンディションを整えるのは、ハンディとして大きいと思いますね。
あとは控え室の有無、レディース大会の表彰式なしで記念撮影のみ(閉会式時はガッタスはコート上にいるのに他のチームはコート外)など、胸を張ってガッタス準優勝おめでとう!というのは少し遠慮したいところも多々。
それだけに、優勝したDA ARC BIJOUはこのような環境下での栄冠を勝ち取っただけに、純粋に素晴らしいと思います。
優勝おめでとうございます。