選手に役割の意識が付いていた

今年の中盤からスタメンがほぼ固定されましたが、固定されていないところが2カ所ありました。6番・ライトと8番・セカンドです。阪神はここに相手の先発ピッチャーの利き手に合わせた選手を使ってきました。相手が右投げなら左打者の桧山・藤本を使い、左投げではスペンサーと関本の右バッターという風に。
しかしスタメン全ての選手(控え・ピッチャーを含む)が、次のプレーヤへの繋げるプレーが随所に現れ、独りよがりでは失敗するという、野球のまさに基本とも言える試合展開をくりひろげてきたのが、今年の優勝チームなのです。
すごく当たり前のことが、当たり前に出来た。だから凄みを今年は感じられないのです。