再考

昨日の試合を整理して、自分の気持ちも片づけることにします。
試合は前後半8分、ハーフ3分でした。→は選手の交代です。

柴田あゆみ→柴
藤本美貴→藤
是永美記→是
石川梨華→石
吉澤ひとみ→吉
里田まい→里
紺野あさ美→紺
武藤水華→武

knt! サプライズ(近畿日本ツーリスト)戦

  • 前半スタメン 柴・藤・是・吉・紺

1分 藤本得点
4分 是永得点
5分 是永得点 藤→石、吉→里、是→武

  • 後半スタメン 柴・藤・是・吉・紺

3分 柴→里
4分 藤→石、是→武

相手は結成してまだ2ヶ月と公式では書かれていました。初戦ということもありボールに味方同士で密集してしまうことが多く、ボールの扱いにかなり不慣れな印象を受けました。キャプテンの選手はかなりやってくれそうな雰囲気を出していましたが、守備的位置から攻撃にあまり参加せず印象が薄かったです。
試合開始早々藤本さんが華麗にシュートを決め、これまでの決定力不足に悶々としていたサポーターは大爆発。立て続けに是永さんが叩き込み、楽勝ムードが流れる中での選手交代。しかし交代したメンバーの動きにかなりぎこちなさがあったものの、大量得点の勢いで前半終了。
後半もスタメンを前半と同じに。明らかに前方への動きが機敏で調子の良さそうな柴田さんから、前半でいつものパワフルさが足りない里田さんへスイッチ。慣れないヘディングもしていました。同じく前半で得点してノリノリの2人も相次いで交代。よって膠着状態となり試合終了。
終始守備機会の少ない紺野さんはこぼれ球を拾うぐらいでした。

EMULSIONS(資生堂)戦

  • 前半スタメン 柴・藤・是・吉・紺

3分 オウンゴール
5分 藤→石、是→武、吉→里

  • 後半スタメン 藤・是・吉・里・紺

4分 里→柴
5分 是永得点・是永得点、吉→石、藤→武
7分 是→里

前回大会で1-1のドローでしたが、今回は相手のGKが違います。(もちろんこちらのGKも)相手FPの動きは以前とあまり変化が無いような気がします。攻撃型の選手が少ないのでガッタスはGKが活躍することがまたもありません…。
前半は藤本-是永ラインがかなり機能していて、その流れからのO.G.。是永さんがゴール前にいる藤本さんに蹴り出すと、守備に入った相手に当たりそのままインゴール。先取点が取れただけでも俄然動きが良くなります。
しかし交代要員にやはりガッタスを圧倒的優位に持ち込むだけのチカラが感じられません。おそらくベンチのもくろみも同じだったのかも。
後半は絶好調の柴田さんからのパスが“どフリー”の是永さんに渡り、落ち着いてシュート。これは痺れるプレーでした。直後に相手GKのミスで是永さんにパスが行ってしまい、豪快にゴール。これで4点目。ちなみに後半は柴田さんはスタメンではありませんでした。石川さんが柴田さんからの折り返し(コーナーだったかも)をヘディングしようとして、スタンドは盛り上がっていましたが点差に余裕があったからですね。

adi-UNIT5(アディダス)戦

  • 前半スタメン 柴・藤・是・吉・紺

4分 是→武

  • 後半スタメン 柴・是・石・里・紺

4分 失点
5分 石→藤、里→吉

どちらのチームも2勝づつで勝ち点は同点。しかし得失点差はadi+5、Gatas+6なので同点引き分けでもガッタス優勝という試合。この「優勝決定戦」という暗黙の了解が、後にガッタスの足を見えない所で引っ張っていると自分は感じました。
前回優勝チームはやはり強いです。これまでの2戦も攻守の切り替えが上手く、どこからでも誰からでも攻め上がれる強みがありました。唯一GKのたどたどしさだけが気がかりだったのですが、キャプテンの浜井選手#17がフィクソ(DF)の位置に居座り、ゴール前まで辿りつかせません。彼女のふくらはぎの張り具合はかなりの技巧者であることをマッサージ師の目に見せつけてくれます。
前半は一進一退。どちらもチャンスはあれどはじき飛ばされる感じ。チェックも厳しく、柴田さんや是永さんはかなりイライラモード。その流れで是永さん転倒。直ぐに立ち上がれず武藤さんと交代。ベンチにとってかなり予定外だった模様で、交代はこれでナシ。ガッタスゴールにボールが飛んできますが、紺野さんは若干取り扱いに苦労しています。真正面に速いシュートが打たれた時に胸元でガッチリ止めましたが、幼い頃得意だったドッジボールをとっさに思い出したかもしれません(笑)。
しかし相手にとって決定的だったシュートがポストにはじかれたり、相手が反則をかなり犯したりでプレーはadiに流れがあっても運はガッタス寄りでした。
後半、スタメンに自分は驚きました。明らかに守備陣形。今日の石川さんの動きでは相手陣内に飛び込めないことは分かっていたはずなのですが、前半に出せなかったメンバーを後半出すという方針だったのでしょうか。この時は知らなかったのですが、武藤さんは右膝下を痛めていたので後半出てこなかったそうです。
案の定是永さん一人で攻め込む体制では、相手の堅いディフェンスに阻まれてしまいます。石川さんが自陣フリーで前を向ける時があったのですが、ドリブルがあまりにも遅くさらわれてしまいました。そしてコーナーからの混戦からふわりと浮いた球が紺野さんの脇を抜け失点。明らかにテンションの落ちるメンバーがピッチにいました。選手を攻撃型に切り換えても守りきれば勝ちな相手には歯が立ちません。
そして終了間際にガッタスコーナーキックを得たのですが、得点できませんでした。これについては後述。
ちぐはぐさが目立つ試合になってしまい、うなだれる選手たち。そしてスタンド…。


今思い出しても悔しい展開でした。