第4試合 吉澤ひとみ(その1)

基礎知識的なことはこれまでザザ〜っと書いてきたので、だんだんmen's6的視点を出していく方向でいきます。
ただし掘り下げる方向性を多岐に渡らせるつもりなので、とある事項に付いて1回で全てを書き切るのは到底ムリ。思い付くままの更新なので完結はしません。
まずは今日という日ということもあり、吉澤ひとみキャプテンについて。
20080131075512 吉澤ひとみ 背番号10
2003年のハロプロ選抜チーム結成にあたり、サッカー経験者というだけで集団の主将に任命された吉澤さん。当時の彼女はモーニング娘。内で存在感を幾分欠いていて、体格も今のようなスレンダーではありませんでした。ダンスや歌に身が入らず、「岡女」でもふて腐れていたり体格をネタにされたり。
彼女自身、何をすべきか見えなくなってきた時期と被っていたんです。
そんな時、不意に訪れたキャプテンという肩書き。
チームがスポフェスで大敗したとき、率先してメンバーの意見をまとめ、北澤コーチ(後に監督、現・スーパーバイザー)に即席チームの継続を直訴します。
何かが彼女の中で動きだした瞬間でした。
時を同じくして、モー娘。でも「浪漫 〜MY DEAR BOY〜」で重要なパートがまわって来ます。このPVでは、迷いのない彼女の姿勢がハッキリと伝わってきますよ。
これまで彼女が感じてきた、自分が感じる世間の見た目や印象と、彼女自身が持ち合わせている個性との落差。それに悲観していたところに、自分がやらなければと思わせる存在(チーム)が出来たことで、やりたいと思うことを伸び伸びやるスタンスに自信を持ったようです。
それは各メンバーへの想いでも一緒。メンバーが何を考え、どのような行動を取りたいのか。トコトン付き合い時には敢えて突き放し、それぞれ一人一人のホントのキモチを最大限尊重する。
チームメイトの、彼女への絶対的忠誠心そして信頼感はそこから来ているのです。
メンバー同志の垣根を取り払うことの大切さ、それを一番大事にしているは、モー娘。最強のリーダー・中澤裕子さんをもってしも「彼女は最高のリーダー」と言わせるだけのガッタスキャプテンその人なのです。
(つづけ)